2022年3月にマリオカート8DXにおいて,Tourのコースを中心とする2カップ全8コースが新たに登場しました。
今後も2023年末までに8コースずつ計5回ものアップデートが残されているのでよりプレイヤーの期待度は高まっているでしょう!
内容としては「歴代コースの中から選りすぐりのコースをリマスター!」ということなので,一見目新しいものは無いように感じられるかもしれません。
しかしながらTourからの移植コース「パリプロムナード」,「トーキョースクランブル」には周回コースの常識を変える新しいシステムがあったりするんですよ!
タイトルにもある通りこの2つのコースには「周回によってコースが変化する」といった仕組みがあります!
これまでの家庭用マリオカートには無かったこの新しいシステムを調査しているうちに面白い仕組みをたくさん見つけたのでご紹介したいと思います!
意外と違和感としてあったのにも関わらず気づかなかったこともあるかもしれませんのでぜひ最後まで見ていってください!
それではいきましょう~
目次
周回ごとに待ち受ける都市コースの分岐!

マリオカート8DXコース追加パスの目玉とは言っても過言ではないのがこの都市コースの登場ですよね!
おそらく今後も登場し続けるであろう都市コースの特徴として「コースの分岐」というものが挙げられます。
過去作においても,2週で終わるコース,7周で終わる大乱闘コース,セクションで区切られた1周コースなど様々な特別コースが存在していました。
そして今回登場したのが,周回によってルートが分岐する新しい形のコースですね!
もっと別の言い方をするならば,セクションコースなんだけどスタート地点が同じという言い方をした方がイメージしやすいかもしれません。
走っているとわかるのですが,都市コースをこのような仕組みで登場させたのは本当にうまいなって感じましたね!
マリオカート8DXに都市コースを持ってくる上で,一番の最善策なのではないかなと考えています。本当に任天堂さんやってくれましたな…
なぜこのような仕組みで都市コースを登場させたのかというと,Tour版の場合同じ都市でも複数のコースが作れるような形になっていたんですよね!
例えば「トーキョースクランブル」で考えるとこんな感じでコースが分かれてたりします…
- トーキョースクランブル1→8DX1週目 国会議事堂,東京ドームルート
- トーキョースクランブル2→8DX2週目 雷門,AKIBAルート
- トーキョースクランブル3→8DX3週目 首都高速ルート
- トーキョースクランブル4→国会議事堂,雷門逆走,首都高速ルート(セクションコース)
オリジナル版ではこれらのコースは別々の扱いで,分岐に関してはすべて柵で封鎖された形となっていました。
なので8DXに移植する際にはどうやって複数のコースを再現してくるのか少し興味がありました!
結果としては全コースをフルに利用するということで最適解だったのですが,私の予想はこんな感じでした…
- 複数の都市コース(1~4)中から最も人気のあるコースを移植
- 複数あるコースの中からランダムで選ばれる仕様(どうぶつの森みたいな感じ)
- 都市コースのすべて道を最初から行けるようにする。
…この次くらいに周回によって変化させるというものを薄っすらと予想していたのでまさか来るとは思いませんでしたね!
今後もたくさんの都市コースが続々登場すると考えられるので,ツアーコースを存分に楽しめるようどのようにコース変化が起きるのか楽しみですね…!
実は過去作にもあった?同じステージでコースが変化する仕様!
実は同じステージでコースが変化していくというものは過去作にもあったシステムだったりします。
一番最初にマリオカートについて触れた際には「家庭用としては」という風に表現したのはそのためですね。
マリオカートアーケードグランプリについてプレイされた方ならわかるかと思いますが,それぞれのステージに2種類のコースがあります!
同じコースでもプレイヤーが走りたいコースを選択することで,選ばれた方のコースへと分岐していくといった感じになっています。
特にセーブデータを作っておくと便利で,次にプレイした際には続きの2コース目から遊べるなんてことができるのでおすすめですよ!
ただし8DXとは違ってコースは分岐しても周回によって変化するといったことはしません。
8DXのコース分岐はアーケードグランプリと似ていますが,コースが変化するという点でとても新鮮な感じがしました。
少しコース分岐という意味では違う所があるかもしれませんが,次は別の道に行きたい!という感じが凄くそっくりだったのでご紹介させていただきました!
トーキョースクランブルのコース変化
トーキョースクランブルでは周回によって完全にルートが変化するセクションコースにかなり近い振る舞いをします!
具体的にはツアー版で言う所の1,2,3のコースを順番通りに回るルートになっています。
そして分岐点に関しては8DXにて始めて登場したルート表示によって間違った道へ進まないように誘導してくれます。
この表示がかなり有能でプレイヤーが何周したかによってそれぞれ表示される矢印が変化します。
もちろんツアーにように完全に封鎖することはできないので表示自体すり抜ける仕様になっているんですよね。
しかしながら,表示を無視した場合にはジュゲムくんがしっかりと元のコースへと戻してくれます!
少しばかりジュゲムくんの負担が大きくなりますが,この仕組みのおかげで周回遅れでも正確にコースを走れる訳ですね!
ここからはコース分岐について詳しく見ていきましょう!
コースの分岐地点・合流地点


8DXにて登場したのがこちらのコース分岐のシステムですね。
写真の方では比較しやすいように周回違いのプレイヤーを映しています!
こうして見てみるとやっぱりプレイヤーによって進むべき道がしっかりと変化していることが確認できますよね。
そして何よりも相手プレイヤーが自分と違うルートを通る際には,自分の制限はすり抜けていくので上手なシステムだなと感じました!
余談ですが自分が行くべき道を間違えた際にはジュゲムが無理やり戻してくれるのはみなさんご存じだと思います。
一方で相手が違う道に進んだ際には自分の画面では瞬間移動して空中から出現してくるのでちょっと面白かったですね…
3週目グライダー後から1・2週目に入れるのか?
このコースの3週目では首都高に入り,1・2週目とは全然違う形でゴールに戻ってくることになります。
1・2週目ではスタート地点からかなり手前で道が合流するので,矢印表示&ジュゲムで別の道へ逆走できないようになっています。
一方で3週目ではグライダーに乗って元の道へ合流するのに加えて,矢印表示が一切なかったので逆走できるのでは?と考えました。
動画の方ではピンクゴールドピーチが2週目,メタルマリオが3週目ということで検証を行っています。
…すると3週目から帰ってきたメタルマリオは特に表示もないままいきなりジュゲムのお世話になっています!
おそらく雷門手前で分岐が起きているので,それ以前の1・2週合流地点の段階でいろいろおかしくなってしまうので,このような使用になったと考えらます。
それにどちらか一方の道へ誘導する表示はありますが,完全に道を封じる表示は今の所実装されていないので,何もなしに戻されるのは仕方ないのかもしれませんね…!
グライダーポイントを過ぎるとトーキョースクランブルで行ける所は無いのでジュゲムくんの仕事を増やす前に次のコースへ行きましょう!
パリプロムナードのコース変化
パリプロムナードではコース3週目になったときに別ルートへと誘導され,コースを逆走する仕様になっています。
もちろんツアーの方でもいくつかのコースが分かれており,複数のプリプロムナードが登場しています。
私の勝手な予想ですが,やっぱりエッフェル塔前でグライダーが入るのがこのコースの醍醐味なので外したくなかったのでしょう!
またマップ全体をコースとするこだわりが凄く見えるので,やっぱりエッフェル塔+コース全体となるあの構成が最適解だと考えています!
パリプロムナードに関しては,様々なオブジェクトが変化してとても面白いので一緒に見ていきましょう!
3週目から急激に変わるコースの分岐


やっぱりパリプロムナードのクライマックスと言えばこの3週目からのコース分岐ですよね!
初見プレイのときなんか初の都市コースということもあり,コース分岐に興奮した方がとても多いのではないでしょうか?
私も当時プレイしていた時は,「新しいセクションコースだ!」ってな感じで大興奮していました~
通常は凱旋門の周りを左右どちらかに進んで正面へ入って行きます!(ツアー版はどちらか一方しか進めないのでこの時点で8DXはすごい…)
そしてファイなるラップになると凱旋門の周り右下1/4を残してすべて封鎖となります!
この大胆なコース分岐は見比べるだけでもかなり迫力がありますよね~
トーキョースクランブルでもお話した通り,自分が表示されている誘導を無視するとジュゲムくんが出動することになります!
例え周回遅れになっても無視することはできないので,素直に与えられた分岐へ進んでいきましょう~
絶対に変化しない特殊なコース分岐

これまで都市コースは専用のコース誘導で面白い仕掛けだということをご紹介してきました。
一方でパリプロムナードには絶対に変化しないコース分岐の場所が一か所だけあります!
それが画像にも写っているスタート地点手前の道が分かれている個所ですね~
矢印については他の場所と同じような形をしてます。しかしながら,他の分岐とは違ってこちらはツアー版と同じように完全封鎖という形になっていますね。
それじゃあ一体これはどんな意味の封鎖なのかというと,逆側から行くとジャンプ台になってることが確認できます!
3週目分岐して特別な道へ入ると,元の道を逆走させるようなルートへ入って行くことがわかります。
すると先ほどの完全封鎖の逆側へ来るんですよね~ そして裏側にはジャンプ台があることにお気づきでしょうか?
正規のルートではわざわざ進む必要が無いので,ジャンプ台を使って逆に進まないようにしているんですよね!
実はこのようなジャンプ台を使って逆走させないようにしているコースはオリジナル版でも結構あります。
マリオカート8(WiiU版)でバトルコースにできないようなコースはこのような逆走防止の設備があるので探してみてはいかがでしょうか?
周回によって出現が変わる矢印看板


コースの進む向きによって出現する看板が変わるのはご存じでしたでしょうか?
特にパックンフラワー前の道を比較するとわかりやすいのですが,実は周回によって必要な看板が出現するようになっているんですよね!
初見プレイでは突如現れた謎の矢印看板によって頭の中がこんがらがった方も多いはず…!
始めは逆走する人とそうじゃない人で死角に入らないように工夫して設置してあるのかな思っていました。
いざ調査してみると,思いっきり看板の出現が変わっているので,扱いはトーキョースクランブルの誘導と同じと言っても間違いなさそうです。
今後も様々なコースが追加されると思いますが,ちゃんと必要な矢印のみが出現するので看板を信用するのが一番ですね!
正しく逆走するために向きが変わるもの

コースを進む向きによってオブジェクトのデザインもしっかりと変わっているようですね。
例えばエッフェル塔奥にある向きが描かれた看板?のようなものは3週目とそれ以外でしっかりと変化するようになっているみたいです。
流石にカメラの都合上,変化する瞬間を捉えることは不可能です…
ですがちゃんと途中のフラグ更新のような場所でデザインが変わっているとなると,作り込まれていることがわかりますよね!

他にもエッフェル塔下にあるダッシュボードも周回した人によって向きがしっかりと変わっているようです。
写真ではお互い向かい合っているのでわかりづらいですが,ダッシュボードだけは常に進行方向へ向いていることが確認できます。
あたりまえですが,ダッシュボードは一定の方向にしか強制的に動けない仕様になっています。
なので周回したプレイヤーによってダッシュボードの進む方向が全く違うので自分の走りに集中できると言えるでしょう。
逆走用に出現するグライダーポイント

コース3週目に最後の巨大なグライダーポイントがあるのですが,一体いつどうやって出現するのかとても気になっていました。
そして調査した結果とんでもない事実が明らかになりましたねこれは…
どうやら最後のグライダーポイントは3週目に入ったプレイヤーのみが見ることができる特別な台だったようです!
なので1・2周目の人はそんなもの見えなくて,無視できるので3周目の人はめり込んでいるように見えるようです。
一方で3週目の人がジャンプ台に乗ると1・2周目の人には突然相手が浮き上がっているように見えるみたいですよ!
それにそこから突然空へ飛んでいくので,あえて周回遅れにすることで道路の真ん中から全員がいきなり離陸していく光景が見られそうですね(笑)

そして反対側はこんな感じになっています!
一応ジャンプ台としての表示はあるのですが,進む方向によってグライダーポイントの有無が変わってくるようです。
ちなみにダイレクトの映像では右側の表示からいきなりグライダーへと飛んでいっている光景が見られます。
何度も見返してるうちに違和感を覚えたかもいらっしゃるのではないでしょうか?
そしてなぜグライダーポイントの下に通常のジャンプ台の模様があるのかはわかりません。
元々グライダーも変化させる予定だったのか,あるいは斜め台のテクスチャがこのような仕様だったのかもしれません。
とりあえず進む方向によってしっかりとグライダーポイントが切り替わっていることがわかりました。
都市コースという複雑なコースだからこそ,円滑にレースが進むように様々な所で配慮あるいは調整されているんですね!
まとめ
イカがでしたでしょうか?今回はマリオカート8DX新コースにおける新しいシステムについて解説してきました!
やっぱり進むべきコースがプレイヤーごとに管理されている点について,しっかりと調整されているなと改めて感心しました。
今後も都市コースがたくさん追加されてくると考えられるので,新しい周回コースのあり方も登場してくるかもしれませんね!
次の新しい都市コースに関しても気が向いたらプレイヤーごとに見える表示の違いについてまた調査したいと考えております。
ちなみにマリオカート8DX新コースについての残り40コース分の予想もしているので気になった方はぜひそちらも見てみてください!
都市コースに関しては本当に季節感という理由で決めていたり,レインボーロードやハードのダブりなんかは慎重に調整している(と思うので)ぜひ…!
今回はこの辺で終わろうと思います。ありがとうございました~
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