サーモンランにて流れる怪しげなBGM,イクラ集めをしている時に流れているアレもしっかりと設定が存在します。
本来なら合食禁,Sashimoriと紹介してきたいところですが,今回は趣向を変えてサーモンランに着目してバンドω‐3を解説していきたいと思います!
<2023年更新!>
スプラトゥーン2にてサーモンランのBGMを務めていたω-3ですが,なんとスプラトゥーン3のサーモンランでも続投しています!
そして驚きなのが,3になってもBGMが全く変わっていないところ…通常WAVEであっても聞きなじみのある囂々が平然と流れているようです…
今回スプラトゥーン3が登場するにあたって新しく追加された曲が何曲かあるようです。
スプラトゥーン3で続投された曲の説明はそのままに,新しく追加された3曲についてもさらに解説していきたいと思います!
現在アップデートにてロビーのジュークボックスからω-3の曲も自由に聞くことができます。
ゲーム内唯一無二の魅力を誇る音楽を是非とも時間があるときにでも聞いていただくといいかもしれませんね!
それではいきましょう!
目次
どんなバンドなの?

今までの華やかなバンドとは一変して白黒でヤバイ雰囲気が漂ってますね…
しかも本来ならバトルのBGMはイカたちが好んで聞いているという設定ですがω-3の場合シャケたちに向けて演奏しているのでイカたちにとってはただの恐怖でしかないですw
またこのバンドの特徴としてほとんどが変拍子だということです。確かにサーモンランをやっていてBGMを聞いているとあれ?なんだかリズムがずれているような気がするとなるわけです。ちなみに4/4が確認できたの竜穴のサビの部分だけでした。
公式による情報だとこんな感じです。
イカ研究員も興味をそそられるほどの研究対象みたいですね。我々はインクが出る生き物なら何でも研究するのでご安心を。
…シャケたちにとって音楽とは芸術の意味もありますが,サーモンラン(シャケたちが一斉に大移動する)においてののろしの役割も果たしている重要な側面も持っています。その中でも芸を極めた3~5体のシャケには称号が与えられるらしく,その中でも特に優れた個体のみが最終称号ωを手に入れた3人が手掛けていることからω-3と名乗っているらしいです。
どうやらこれを見る感じシャケにとって3という記号はとても重要な意味を持っているようです。なのでSplatoon3は彼らにとってとても躍進する。そんなストーリーが思い浮かびます。
それと単純にω-3の曲がなかなか少ないのでもっと変拍子の変わった曲を聞いてみたいっていうのもありますね~
メンバー構成
…最初に一言。名前が本当に長すぎる! どうやらシャケたちには個人名が存在せず,通称で呼び合っているらしいのでこのような現象が起きているみたいです。それだけサーモンランは命がけだということですね。

名前:アルギンの第一子,ヤキハラースが隠せし刀
パート:チェロ
種族:シャケ

名前:真の鮭帝ヒズナマスの忠実なる僕
パート:DJ
種族:シャケ

名前:トラウト地獄谷より生まれし雄々しき緑の炎
パート:ティンパニ
種族:シャケ
楽曲を聞いてみよう!
基本的にω-3は変拍子の曲がほとんどとなっています!
それにどの曲もチェロやティンパニといった古典期な演奏だったと思ったらDJで一気に奇妙な曲へと変貌を遂げます。
サーモンランでは注目して聞かないと思うので集中して聞いてみてください!
膏肓(コウコウ)
これはバイトの研修とバイトのちょっとした隙間でしか聞くことができない曲ですね。基本的にメロディは囂々と変わらないのですが相変わらずの7/8拍子になっています。意外とチェロを弾かない感じ(素人の意見)が好きだったりします。
参考程度にいみはこんな感じ…
膏肓
① 心臓と膈膜との間の部分。からだの中の奥深い所でここに病がはいると治らないという。※万葉(8C後)五・沈痾自哀文「割二刳五蔵一抄二探百病一、尋二達膏肓之隩処一」※浄瑠璃・浦島年代記(1722)三「左の肩口膏肓(カウコウ)迄すっぱと切る」② 人体の経穴(けいけつ)(=つぼ)の名。脊椎の第四椎と第五椎との間で、背中から各三寸五分(約一〇・六センチメートル)のところ
引用元:コトバンク,“膏肓”,https://kotobank.jp/word/%E8%86%8F%E8%82%93-495071
囂々(ゴウゴウ)
こちらの方がお馴染みの曲ですね!最初ティンパニでなんだ単純なリズムじゃんと思いきや途中から7拍子の恐ろしさにハマっていきます。
最近ではイベント中は下の鼕々になってしまうので囂々がどうしても聞きたいときは通常のバイトに参加することが必要です。
個人的に7拍子のDJによるビートが好きだったりします。
参考程度に囂々の意味はこんな感じ…
囂々
① (━する) 人などがさわぐこと。また、声や音などがやかましいさま。喧喧囂囂(けんけんごうごう)。ぎょうぎょう。※談義本・田舎荘子(1727)跋「与下彼智術小技之冊、囂々追二時好一者上亦有レ別」※五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉三四「ただ囂々(ガウガウ)たる風の音のみ宇宙に充て」 〔詩経‐小雅・十月之交〕② さとりきっていて無欲なさま。自分の分に安んじて他を願わないさま
引用元:コトバンク,“囂囂”,https://kotobank.jp/word/%E5%9B%82%E5%9B%82-495097
竜穴(リュウケツ)
はい。イカちゃんたち終了しました絶望の夜の時間です。
何がヤバイってまずサイレンが鳴り響くんですよね~
シャケたちに流していることからここからシャケたちが本気モードで攻めてくるってことなんですかね。
しかもイカたち側はぶっつけ本番で挑むわけですからねブラックですね~
そしてこの曲は驚異の31/16です…
イカラジオを見てみると7/8で最後だけ細かい3泊が入ってるんですけど,プロの方は良くできますよね。
ちなみに私はグリルの攻撃と大量のコジャケが本当に苦手です…
…意味を調べたらこんな感じになりました。
竜穴
引用元:コトバンク,”竜穴”,https://kotobank.jp/word/%E7%AB%9C%E7%A9%B4-1693766
鼕々(トウトウ)
こちらは比較的後の方に追加された曲ですね~この曲が流れる条件としては支給されるブキの中に?があることが必要になります。
つまりクマサンブキが含まれているかもしれないから全シャケ警戒せよということなんでしょうかね。
こちらの方は5/4?5/8?という感じになっています。
竜穴とは違い拍子は一定のはずなのですが,なぜが曲の流れがぐちゃぐちゃなんですよね。
イカラジオでもできる気がしないです。
逆にサビの部分はチェロが効いていて知的でかっこいい感じがしますけどね。
トウトウ(漢字が出てこない…!)の意味はこんな感じ…
鼕々
① 鼓などが鳴りわたるさま。② 足音高く踏み鳴らすさま。③ 音高く物を打ったり、たたいたりなどするさま。④ 水が波や滝となって勢いよく音をたてるさま。
引用元:コトバンク,“鼕鼕”,https://kotobank.jp/word/%E9%BC%95%E9%BC%95-581034
運鈍根(ウンドンコン)<2023年更新!>
こちらはスプラトゥーン3に新たに追加された曲になります!
流れるシーンとしましては,特殊WAVEでも比較的難易度が低いもの…ハコビヤ・タツマキ・ドロジャケ出現・カンケツセン・・・であることが確認されています!
ω-3…サーモンランのサウンドスタッフの方は毎回毎回BGMにて変拍子で遊ぶことはみなさん知っているのかなと思います。
今回は一体どんな変拍子になっているのかというと,だんだん拍子が増えていくようになっているんですよね~
具体的にはこんな感じで変化していきます…
4/4→10/8→11/8→12/8→…→23/8→24/8→…
そして真ん中の部分は7/8のように,もうこの曲だけで変拍子のオンパレードとなっています…!
…そして最後はだんだん加速していくというカオスっぷり。
何分の何拍子とかわからん!という方のために口で表すとこんな感じです…
- …デンデンデレー…デンデン♪
- …デンデンデレー…デンデンデ♪
- …デンデンデレー…デンデンデン♪
- …デンデンデレー…デンデンデンデ♪
- …デンデンデレー…デンデンデンデン♪
…まあこんな感じで後ろがデンデンデンデン…♪とどんどん長くなっているのが拍子が増えている部分です!
曲の雰囲気も拍子が増えるにつれて変化しているのも面白い部分ですよね~
前作なんかでは特殊WAVEが”竜穴”しかなくて,恐怖度にかなり差がありました。
この運鈍根が入ったことにより,ボーナスタイムと本当の絶望にメリハリがつくようになって非常にいいなと感じています!¥
…ちなみに運鈍根の意味について調べたこんな感じのものが出てきました。※運根鈍で調べています。
※運根鈍
成功するには、幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要であるということ。運鈍根。
引用元:コトバンク,“運根鈍”,https://kotobank.jp/word/%E9%81%8B%E6%A0%B9%E9%88%8D-442565#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8
峨々(ガガ)<2023年更新!>
この曲はニンテンドーダイレクトにて先行公開された曲で,スプラ3ではオカシラシャケ戦のBGMとして使われています!
ω-3の中での究極系とも言えるくらい,リズムが複雑でとんでもない変拍子が使われているようです。
そもそもこの曲を聞いただけで,嫌悪感や寒気を感じる方がかなり多いのではないでしょうか?
それもそのはずで一部ではサイコロで拍子を決めたんじゃないかと言われるくらい,ランダム性が感じられるんですよね~
YouTubeなんかでもこの曲のリズムを解説していらっしゃる方もいて,私としては全く理解できませんでした…
この曲は本当にオカシラシャケに対する絶望を表すのには持って来いでまさにEXTRA!ってことを表現しているのかなと思います…
それにしても終盤は本当に気持ち悪い…
全年齢のゲームでリズムだけでここまで怖い曲を作ることができるとは…スプラトゥーンのスタッフの方侮れないですねこれは…
個人的にはあまり聞くような曲ではないと思いますが,1曲くらいはこういう曲もあってもいいんじゃないかな~と思います。…クリエイターさんの本気だと思いますしね!
峨々で心がボロボロになった方は前に紹介した運鈍根やこの後紹介する過言を聞きましょう!こっちの方がまだ楽しい曲だと思います。
ちなみに峨々の意味を調べてみたところ,以下のような意味が見つかりました…!
峨々
山、岩などが、高く角(かど)だってそびえているさま。
引用元:コトバンク,“峨々”,https://kotobank.jp/word/%E5%B3%A8%E5%B3%A8-459168
過言(カゴン)<2023年更新!>
曲名を聞いただけだとピンとこないとは思いますが,再生してみるとビッグランの曲だ!とわかる方が大半なのかなと思います!
ビッグランではイカたちが住む町にシャケたちが襲ってきます!
するとBGMはどうなるのかというと…みなさんご存じの通りなんとサーモンランverのClickbaitが流れるようです。
(Clickbaitとはスプラトゥーン3のザ・メインテーマとして扱われている曲です!)
もちろんただClickbaitをアレンジするだけではなく,ちゃんとω-3大好きの変拍子になっています。
調べてみたところこの曲は6/8でClickbaitを表現しているみたいです!
わかりやすく言うと“1-2-3 1-2-3”のリズムでClickbaitが展開していきます。(間違ってたらごめんなさい)
Clickbait自体同じようなフレーズをなんども繰り返す曲になっているのかなと思っています。
今回の“過言”ですと1-2-3 1-2-3のリズムで曲を埋めているので1泊無理やり飛ばしている感がすごいです…
これがビッグランの緊迫感を表していて,通常のバトルじゃないんだぞ!って感じがすごいしてくる1曲になるのかなと思います。
ちなみに個人的な予想を言うと,おそらくこの曲はClickbaitのサンプリングとティンパニ,チェロの生演奏で構成されているのかな~と思います。
Clickbait自体生演奏で収録しているみたいですし,収録した方に“この後シャケ版にアレンジするのでよろしくお願いします”みたいなことをしているのかちょっと気になったりしますね…(笑)
そういえば英語版の曲名は“Bait & Click”になっているようです。こちらはClickbaitの名残が残っていますよね。
また過言の意味について調べたらこんな感じになりました…
過言
① (━する) 相手に失礼になるような、度を過ぎた言葉を口にすること。また、そういう高ぶった言葉やひどい悪口。かげん。
② (多く「…と言っても過言ではない」などの言い方で用いる) 極端だと感じられるような説明。いいすぎ。
引用元:コトバンク,“過言”,https://kotobank.jp/word/%E9%81%8E%E8%A8%80-461316
まとめ<更新!>
イカがだったでしょうか?
ω-3や設定からもわかるようにまさにSplatoon3の混沌のイメージにピッタリだと思いますね!
Splatoon3にサーモンランは実装されるのかわかりませんが,なんらかの形で復活はしてくれそうですよね。
もしかしたら通常BGMの方にも変拍子の曲が来るかもしれませんもんね。実際Don’t Slipで使われています。
Splatoonの楽曲の制作者さんたちはなかなかトリッキーなことをしてくるので楽しみですね。
本日もありがとうございました!
<2023年更新!>
スプラトゥーン3にまさかのサーモンランが続投!ということでいや~BGMまでもが続投されるとは驚きでしたね!
やっぱりω-3のようなトリッキーな曲を扱うためにはやはりかなりの時間が必要なのでしょうか?
収録してくれる方が本当にすごいのと,トリッキーな曲を演奏してくれて感謝しかないですよねこれは…
本作においてはω-3の究極の変拍子となるガガ(漢字打てません)と拍子が増えるという一般人にもわかりやすい運鈍根が非常におもしろいなと感じています!
またイカたちのBGMが侵食した過言(Bait & Click)についても,ビッグランのインパクトもあって興味深い試みだなと感じましたね~
今後もω-3の新曲が登場するのでしょうか?
おそらく新曲が出るとしたら何らかの新しい要素と共に出ると思いますので今後のサーモンランも楽しみに待ちたいと思います~
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。ありがとうございました~
それじゃあ これにて落着!ほな カイサン!!!
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